美しい夏野菜(トマト、芋の葉)



敗戦日庭のとまとの紅かりし


幾たびもとまとの熟れを確かめぬ


井戸水に冷えしとまとの甘かりし



トマト1









ミニトマト1




今ではスーパーに様々な種類のトマトが並んでいる。 近在の農家が出品した、朝採れの瑞々しいのも手に入る。 どれもなかなか美味しいのだが、戦後の食糧難の時代に 両親が庭に植えてくれたトマトの味が忘れられない。
あのトマトは、何故あんなに甘かったのだろう。










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芋の葉の露ころばせて風過ぎぬ


芋の葉の露で摺りたる墨の色





里芋





散策の途上に芋畑があった。
七夕の短冊を芋の葉の露で墨を摺って書くと願いが叶うと母に云われ、 朝早く芋の露を集めに行ったのを思い出した。 どんな願い事を書いたかは忘れてしまったが、芋の葉の露が朝日にきらきら輝いていたことだけを鮮明に覚えている。










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タラはいつも一緒



お盆には魂が帰ってくるというけれど、タラは帰ってくるのではなくていつも一緒にいる。 朝、水を取り換えながらタラに話しかける。 ラジオ体操をしていると、タラが狙いを定めて脚にタックルしてきそうな気がする。 庭に出るときはいつも附いてきたから、その辺のものかげに寝そべっているような気配がする。 休憩しようと座ると、横にやってきて尻尾のマッサージを要求する。 タラを撫でた時の感触がまだ手に残っている。 タラはずっとママと一緒だよ。






ねらいをさだめて




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美しい夏野菜(茄子、茗荷)



幼い頃オクラは見かけなかったが、茄子、瓜、トマトは身近な野菜だった。

水桶にうなずきあふや瓜茄子      蕪村

戦後の家には冷蔵庫などなかったので、蕪村の句のような光景があちこちでみられた。
しかし、そういった野菜は子供時代はあまり好きではなかった。。 ”千にひとつの無駄もない”と云われるほど、花が必ず実を結ぶ茄子は遊び道具になったりした。

今では、茄子も茗荷も大好きだ。その味も姿も。
じっくり眺めてみると、実に美しい。
茄子紺はなんだか高貴な色のような気がする
茗荷は、数年前に庭の隅に植えるまで、透き通るような黄色の花が咲くことを知らなかった。 毎朝、土をまさぐって茗荷の子を探し出すのを楽しみにしている。






うつむける若紫の茄子の花



丸々と太りし茄子の紺深し



縁台に置いてけぼりの茄子の馬



もろこしの髭の尻尾の茄子の馬



洗はれてすこし赤らむ茗荷の子



朝採れの茗荷を添へむ焼き茄子に







茄子4









茄子 え









茗荷 3









茄子を見ると、イタズラ坊主たちの囃子声を思い出す。

先生、先生、なあ、先生!
ナスビのヘタでも食えるがなあ、先生!

男の子がイタズラをしようとしても、「先生にいいつけてやる」と云うとやめた。
だが、すぐに先生の所に行く女の子たちを、こういってはやし立てた。
先生の権威が強かったので、酷いイジメがなかったのだろうか。
貧しいけれど、のどかな時代だった。




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美しい夏野菜(オクラ)



たいていは何も考えずに料理してしまう野菜。
じっくり眺めてみると、実に美しい。
新鮮なものは、はっと息をのむほどだ。
畑に行ってみると、瑞々しい花も見られる。



今見ごろ夕べは萎む花おくら
いまみごろ ゆうべはしぼむ はなおくら



無残やなおひたしとなる花おくら



大空を目指すロケットおくらの実



おくら切る生れし星屑汁の実に
オクラきる あれしほしくず しるのみに







オクラ 2









オクラ畑 2









オクラ あ











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オクラ畑を見に行った帰り道、用水路に沿った径を通った。
そしてなんと、50センチ近くはありそうな魚を発見!
髭があるから鯰ではないかと思う。
このあたりを歩くようになってから数年以上経つのに、
魚を発見したのは今回が初めて。

最近、いろいろな生き物が増えてきたのだろうか。
それとも、カメラを持って歩くようになるまで私がちゃんと見ていなかったのか。






鯰2









鯰? 1




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梅雨明けとともに陽射しが強くなり、蝉の声が一段と高くなった。
この暑いのに姦しい蝉しぐれは勘弁してほしいともおもうが、
短い地上での命を精いっぱいに燃やしているのだろうと、
いとおしい気もする。



野の花にすがる空蝉朝の風
ののはなに すがるうつせみ あさのかぜ



旅立ちの気迫の残る蝉の殻
たびだちの きはくののこる せみのから



書を閉じて初めて気づく蝉しぐれ



今朝もまた庭に落ち蝉ふたつみつ



落ち蝉やなほも眼に光あり
おちぜみや なおもまなこに ひかりあり








ヒメジョオン 1









空蝉 あ









落蝉









蝉の穴 2
ここから地上に出た












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少し前、NHKで「ブランケットキャッツ」というドラマが放映された。
そのドラマに、トライアルで猫を受け入れた女性が、猫が蝉を咥えてきたのに仰天して、
友人の獣医を呼びつけるというシーンがあった。

私は蚊帳の中にホタルを放したりするような田舎で育ったので、
虫を怖がりはしないが触るのは苦手だったのに、タラに鍛えられた。
子猫のときのタラは虫を見つけると私を呼びに来るような甘ったれだった。
それが、どんどん逞しくなって獲物をプレゼントしてくれたのには往生した。
家事の合間に本を読もうと思っても、庭に出ようとしつこくせがまれ庭にいる時間が長くなった。
そして、あまり熱心ではなかった土いじりや庭の生き物にも親しむようになった。
タラは私の老後の生活を設計してくれていたのかもしれない。




虫が動いてる!



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夏の讃花



昨日、近畿地方では梅雨明けが発表された。
それを待っていたかのように、今日は朝から強い陽射しが降りそそいでいる。
人間は少々げんなりだが、夏の陽ざしを喜んでいるかのような元気な花たちがある。



百日の猛暑宣言百日紅
ひゃくにちの もうしょせんげん さるすべり



サルスベリ









向日葵はひたすら日輪見つめおり



ヒマワリ3









日盛りの凌霄わずか揺らす風



ノウセンカズラ









お日様さえあれば幸せ日照り草



マツバボタン



マツバボタンには、たくさんの別名がある。
ポーチュラカ、日照り草、不亡草、爪切り草、など。
爪で切って挿しておけば根付くという丈夫さ。
ただ、日当たりが悪いと咲かない。
街路樹が枯れて草だらけだった歩道に植えてみたら、案外に喜ばれている。



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{夏の思い出}



タラは、17歳ごろから夏バテするようになった。
クーラーが大嫌いで冷房した部屋からは逃げ出してしまう。
少しでも涼しい場所を求めてうろついていたが、
ある日、犬小屋の屋根で寝ようとしたのには吹きだしてしまった。








屋根の上3






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