柿の実




烏から守り通して柿うまし


柿 雨続き









柿2




近所にはもがれぬままに放置された柿の木もあるのに、カラスどもはたった一本しかない我が家の柿をねらっている。 剪定、殺虫、施肥と丹精込めたのに。賢い彼らは、どれが美味しいかよく知っている。









見上げつつ歩むそちこちの柿花火



とりどりの色おもしろき柿花火



柿花火1









柿花火4









柿と藁屋根









柿熟れて鳥の饗宴はじまりぬ



もぎ竿も届かぬ高み木守柿




ひよどり









柿の思い出



曾祖父の時代、我が家は小高い丘の上にあったそうな。 祖父の時代に、すぐ下にできた干拓地の道路脇に移転したのだそうだ。 私が物心ついたころ、港は4キロほども離れていたので、海辺だったとは思えなかった。 ただ、大人の背丈ほどのところまで柱が変色している箇所があって、むかし高潮に浸かったのだと聞いて驚いた。

もとの屋敷があった丘の上には様々の種類の柿が植えられていた。なかには大木に育っているものもあった。 戦後の食糧難の時代、柿の熟れるのが本当に待ち遠しかった。甘い柿がお腹いっぱい食べられるのだから。 ときどき、おまわりさんが柿泥棒を見つけたけど、どうしようかとやってきた。 戦前、我が家は貿易を主たる生業にしていたというが、周囲は農家ばかりだった。 農家から卵を、漁業者から貝や干物を買い集めて上海に運び、帰りに日清製粉の小麦を積んで帰っていたらしい。
戦後は、たいていの農家では我が家より食料は豊富だったけれど、なかには田畑も狭くて子沢山といった気の毒な家もあった。
またかと思われそうだが、私たちの年代の者の追憶には、かならず戦争の影がさす。





パソコントラブル


この2,3日、パソコンの調子が悪くて悪戦苦闘していた。 突然、文字が打ち込めなくなった。 マウスの電池を入れ替えると一時的に改善したが、すぐ駄目になった。 そのうち、ナレターなるものが勝手に起動して、わずらわしい青い枠が出現。 ウイルスチェックをし、ついには初期化までやったのに回復しない。
ふと古いパソコンのUSBでつなぐマウスがあったことを思いだして繋いでみると、 なんとサクサク動くではないか。
結局、ワイアレスマウスが劣化していただけだったのだろう。 以前、ヘッドホンが劣化しているのにパソコンの調子が悪いと思い込んで、いじりまわした前歴があったのに気づかなかったなんて。

ああ、疲れた。







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稲架(はざ)




稲架ごしに里へと届く寺の鐘

はざごしに さとへととどく てらのかね



立ち並ぶ稲架や陽射しに藁匂ふ

たちならぶ はざやひざしに わらにおう




稲架









稲架5









稲架3




久しぶりに稲架を見た。
今では機械で刈り取ると同時に粉砕されて、田んぼに撒かれることが多いらしい。

しばらく眺めていると、秋の日を浴びた藁の匂いに郷愁を誘われた。
最近では稲わらを身近に目にするのは、しめ飾りくらいになってしまったが、
私の子供時代は藁製品に囲まれて暮らしていた。
家の中では、ご飯を保温するためのお櫃入れや猫ちぐらが藁で作られていたし、
庭では茣蓙や筵を敷いてもらってままごとをした。

きっとたいへんな手間がかかるのだろうけれど、 藁は温かくて優しい。








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(10月の朝顔)



今年も何種類かの朝顔を植えたが、夏は全く咲かなかった。
ところが1か所だけ抜くのが遅くなっていた場所で、突然、大輪の花が咲いた。
今年の夏が暑すぎたのだろうか。
それにしても、稲が暑さに強い植物でよかった。



10月の朝顔2



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農道沿いで




崩れゆく土蔵の壁やざくろ爆づ

くずれゆく どぞうのかべや ざくろはづ



古家の夕ぐれ柘榴紅かりし

ふるいえの ゆうぐれざくろ あかかりし



ざくろ熟れぬ一人遊びの幼子よ

ざくろうれぬ ひとりあそびの おさなごよ




ザクロ3




農道を歩いていて、久しぶりに柘榴の実をみた。 たしか3,4歳ごろだったと思うが、長い間母が寝込んだことがあった。 その日私は、裏庭の崩れかけた土蔵の前にある柘榴の木の下で、地面に絵を描いて遊んでいた。 他の兄弟姉妹と年齢が離れていたので一人遊びには慣れていたのに、その日の夕方は無性に淋しかった。 それ以来、柘榴の実を見ると、決まってその秋の日の夕方を思い出す。









野の花の気品とどめて紫苑咲く

ののはなの きひんとどめて しおんさく



たなびける紫雲となりぬ紫苑花

たなびける しうんとなりぬ しおんばな




シオン4




母は紫苑の花が好きだった。だが幼い頃の私は、そんな花よりも赤や黄色の可愛い花を植えてほしかった。 このごろ紫苑を美しいと思うようになったのは年のせいだろうか。
最近は品種改良が進んで豪華な花が多くなったが、時々、昔の素朴な花が恋しくなる。 お月見のころ、里山へ取りに行った竜胆の清楚な美しさがわすれられない。 今、花屋で売られている竜胆は、なぜあんなにゴテゴテしているんだろう。










秋草の気ままに伸びて気ままに揺れる

あきくさの きままにのびて きままにゆるる




農家の庭先









農家の庭


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秋草2




イングリッシュガーデンが人気があるらしいが、農家の庭先を覗いてみると日本にもそれ風のものがあるような気がする








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名月やいつか異界にいる私

めいげつや いつかいかいに いるわたし



中秋の名月1




西洋では月を見つめているとルナチック、つまり気ちがいじみてくるという言い伝えがあるそうだ。
気が変になりはしないけれど、俗世間からどんどん遠ざかっていくような気はする。





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田園の秋



いよいよ秋本番。 さわやかな風が吹き始め、散策が快適な季節がやってきた。
田園の風景は、日々、変化する。
稲が頭を垂れてゆき、黄金色が日に日に濃くなってゆく。
だが、昨日まで稲穂が揺れていのに今日はすっかり刈り取られていたり、
このあいだ刈り取られたとおもったら、もう野菜畑になっていたりする。
稔りの秋は、忙しい季節でもある。




見渡せば稔り田刈り田ひつじ田も
みわたせば みのりだかりた ひつじだも



稲田6









稲田と苅田2









畑と田んぼ









キャベツ畑と鷺4









足音に飛び立ち騒ぐ稲すずめ

あしおとに とびたちさわぐ いなすずめ



鳥









刈田風こだわり捨てて帰れそう

かりたかぜ こだわりすてて かえれそう









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野辺の曼珠沙華



公園や庭などには曼珠沙華が咲いているのに、畦や用水路沿いなどには咲きそうな気配がなかった。 今年もちゃんと咲くのだろうかと心配していたが、咲いてる!咲いてる!お彼岸にはちゃんと咲いてる。
まさにその名の通り、彼岸花。




地中より湧きだす焔曼珠沙華

ちちゅうより わきだすほむら まんじゅしゃげ




曼珠沙華 アップ2









赤 アップ









田の縁の赤き点描まんじゅしゃげ




稲と彼岸花









田んぼと彼岸花3









白鷺1









田んぼと彼岸花1









曼珠沙華の赤に誘われ歩の伸びぬ



川のほとり1









水辺2









シオン3




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