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雑草と呼ばないで



とうとう桜も散ってしまった。
桜蕊の降りかかる径をとぼとぼ歩いていると、「私たちを忘れないで」と可愛らしい声がしたような気がした。 足元を見ると、様々な可憐な野の花が咲いている。桜を見上げて歩いていたときは、気づかないで踏んでいたかもしれない。 しゃがみこんで眺めてみると、雑草と呼ばれている花々の美しいこと。
家族と仕事のことだけで頭がいっぱいだった年齢をすぎて、やっと野の花をしみじみと愛でるゆとりができた。 野の花を眺めていると、幼い日々の野遊びの記憶がよみがえる。 一面のれんげ畑や菜の花畑、鮒やメダカ、タニシ、オタマジャクシなど生き物にあふれた小川。 それらを別段に有難いとも思わず、退屈な田舎だと思っていた日々。 記憶の中の野原はなによりも美しい。




白つめ草ティアラは誰にあげようか


タンポポの綿毛今日飛ぶ?明日飛ぶ?


飛んでゆく綿毛に託したき想ひ


小鳥らと競ひて鳴らす烏のえんどう


蓮華田に寝て見し空よ古里の空




シロツメクサ









ワタゲ 3









カラスノエンドウ 4









蓮華 2









黄色い小花




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コメント

非公開コメント

No title

タンポポの綿毛今日飛ぶ?明日飛ぶ?

可愛らしくて、新鮮な句ですねー!
懐かしい花ばかり。
こういう花達って、目に焼き付いてますね。

小さい時って、目線が低いから、大人より足もとの草花をよく見てるんですよね。

Re: No title

小さいころは目線が低いから、野の花が身近に感じられたのですね。
戦後は玩具も遊園地もなかったから野原で遊んでいたのだけれど、
今では幸せな時間だったような気もします。
食べ物にしても、田舎ではスナックよりも体に良い物をたべていたかもしれません。

実は

れんげいいでうすね
中学の頃近くにあたった田んぼのれんげを
数本束ねてきれいなグラスにいけて
私の勉強机に置いてくれました
とても素敵で
もっと感謝をつたえておけばよhかったです

Re: 実は

久しぶりにコメントを頂けて、とてもうれしいです。
どうしていらっしゃるかと、ずっと気になっていました。
お母さまが、れんげの花を机に飾ってくだっさたのですね。
亡くなられたのは残念だけど、きっと優しい思い出をたくさん残してくだっさたでしょう。
愛された思い出があることは、なによりも幸せなことだと思います。
お母さまが大切にはぐくまれた人魚姫さんの命、どうか大切になさってください。